若手社員必見!「わかる」資料作りの方法

皆さんは、仕事のプレゼンなどで上司へ「わかる」資料を作成できていますでしょうか。もしかしたら、色々ツッコまれたり、期待とは裏腹に納得してもらえなかったり、スムーズに理解してもらえなかったりといった経験があるかもしれません。そんな「わかる」に対して、清水久三子さんの「プロの資料作成力」は、理論的にどのようにアプローチすれば、あなたの資料がより魅力的になるか詳しく書かれた本です。

目次

ビジネスにおける必須スキル「資料作り」

今回ご紹介する本は、清水久三子さんの「プロの資料作成力」です。私がこの本を読むきっかけになったのは、私自身のITエンジニアとしてのキャリアで段々と現場で手を動かす作業から、ディレクターや他部門のマネージャーなどにプレゼンをする機会が増えてきたことです。特にこれらの人たちは、あまり現場を詳しく知らないか、システムにあまり強くないユーザーさんです。しかし、裁量権や責任者の立場である彼らに、納得や理解をしていただく必要があります。人との心を掴むのは場数を踏んだり経験で得られたりもしますが、コツを抑えれば更にキャリアは広がります。新人社員から、私みたいな中堅社員からまで、ビジネスにおける資料作りのノウハウが、この「プロの資料作成力」に書かれています。

「わかる」とは

この本の特徴は、ビジュアル的な資料作りのテクニックがメインで書かれているわけではありません。むしろ、パワーポイントの作成は最後の工程であり、この本で一番に書かれているのは、理論的にどのようにして相手に伝えるかです。そこで、この本のポイントとなるのが「わかる」について、本質的な「わかる」とはどのような意味なのか定義し、その「わかる」に対して、どのようにそれぞれアプローチするかロジカルに説明されています。

「意味のわかる」資料作り

本の後半では、いよいよ「わかる」に対して、資料を対象者に対して効果的に「意味のわかる」内容にする方法について説明されています。資料の構成やグラフ、ビジュアル的な部分を各目的に応じて、どのように表現するか紹介されています。正直、技術的な部分は、今や中学、高校、大学、もしくは新人研修などで教わる機会が多いと思います。しかし、この本がそれらとは決定的に違い、また素晴らしいのは「なぜそうなのか」を理論的に説明されているところです。

まとめ

清水久三子さんの「プロの資料作成力」は、外資系流の効果的な資料の作成方法を説明されており、単にテクニックだけを紹介するだけでなく、理論的にどう効果的な資料を作成するのかが詳細に説明されている本です。若手社員から、私のような立場が変わり上層部や他部門の上のクラスの社員とプレゼンが増える中堅社員、または一度資料作りのスキルを見直したいベテラン社員など、幅広い層におすすめの一冊です。

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