日本式ロジカル術―若手社員必見の入門書

多くの自己啓発本が本屋に揃い、皆が「もっとロジカルな考えや方法を身に付けて仕事のスキルアップを図りたい」と思うのは理解できます。しかし、ロジカルの解説本は難解で読みにくく、実践には難しいことがあります。そこで、若手社員などにも理解しやすく、かつ日本に合ったアプローチを提案した山崎康司さんの「入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法」がお勧めです。

目次

本当の日本の現場で使えるロジカル解説本

ビジネスパーソンが抱える「もっとロジカルな考えや方法を身に付けて仕事のスキルアップを図りたい」の悩みは共通です。しかし、多くの自己啓発本がある中で、山崎康司さんの本は、アメリカやイギリスの本とは異なり、日本に適したアプローチで若手社員にも理解しやすく、特にバーバラ・ミントさんの著書、「考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 」に難しさを感じた方におすすめです。

なぜ、海外と日本人とでライティングの質に差があるのか

「入門 考える技術・書く技術」では、まず「なぜ日本人がライティングが苦手か」に焦点を当てています。日本での教育とビジネスの現場で求められるライティングの違いを理解し、その差異を超えて読み手の関心や疑問にどのようにアプローチするかについて技術的な内容が説明されています。

人間同士だからロジカルも大事だけと感謝も重要

アプローチ方法を理解した後は、次に伝えるメッセージをどのように構成するか、「ピラミッドの基本」の作り方が紹介されています。基本的な考え方ができたら、そのロジックを展開し文章にする前の段階までを完成させます。そして最後に、これまでのプロセスを元にして、日本文化に適した文章校正を仕上げます。筆者が特に共感し、実際の仕事でも効果的に利用できる方法として挙げられるのは、「感謝のPDF」です。これは日本文化だけでなく、海外で仕事をしていた時にも経験しましたが、仕事ができる人はこのテクニックが非常に高いです。何故かドライなメールよりも物事がスムーズに進む傾向があります。もちろん、仕事を円滑に進めるためにはロジカルな内容でメッセージを伝えることも重要ですが、人間同士が関わる仕事の中で、ロジカルな要素に感情的な刺激を加えることで、仕事の質が一段と向上すると感じます。

まとめ

山崎康司さんの「入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法」は、バーバラ・ミントさんの「考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則」を若手社員にも理解しやすく、また日本に合った解説本として注目されています。本書では、まず日本人がライティングが苦手な理由を解説し、次に読み手の関心や疑問にどのようにアプローチするか、そして伝えるメッセージをどのように構成するか、文章の質を向上させるためのテクニックが具体的に説明されています。是非、若手社員や難解な本に苦しむ方、理解に苦しんでいる方におすすめの一冊です。

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