トリノの魅力を満喫!スタジアム・歴史&レストランガイド

トリノ旅行の魅力をギュッと凝縮!サッカーファンなら一度は訪れたい「ユベントススタジアム」での特別体験から、世界遺産の壮麗なバロック宮殿「ヴェナリア・レアーレ」、歴史と文化が息づく「ロイヤル・パレス」や「パラッツォ・マダマ」まで、見逃せないスポットを一挙ご紹介します。さらに、地元ピエモンテ料理の名店「Trattoria Forchetta e Scarpetta」で味わう本格イタリアンも必見!この記事を読めば、トリノの歴史・文化・グルメをたっぷり満喫する旅のプランが見えてきますよ。

目次

サッカーファン必見!ユベントススタジアムで特別な体験を

トリノといえば、世界的なサッカークラブ「ユベントス」の本拠地。2011年にオープンしたユベントススタジアムは、イタリア屈指のモダンなスタジアムです。ここでは、サッカー観戦はもちろん、選手気分になれるスタジアムツアーやミュージアム見学が楽しめます。

電車・バスでのアクセス
マッチデー(試合開催日)の場合

トリノ・ポルタヌオーヴァ駅(Torino Porta Nuova) または トリノ・ポルタスーザ駅(Torino Porta Susa) から地下鉄1号線に乗車

Bernini駅 下車

そこからトラム9番(ライトレール)に乗り換え、スタジアム近くの停留所で下車

非試合日

バス:トリノ市中心部から72番、62番、VE1番のバスが運行。約40分で到着します。

トラム:3番トラムを利用し、そこから徒歩約20分のルートもおすすめ

※マッチデーは特に公共交通機関が混み合うため、早めの移動がおすすめです。

スタジアム&ミュージアムツアー

ユベントススタジアムを訪れるなら、ぜひスタジアムツアーに参加しましょう。

【スタジアムツアーの内容】

選手ロッカールーム

ピッチサイド&ベンチエリア

メディアセンター

VIPエリアなど

ツアーは約70分で、ガイド付き(英語・イタリア語対応)。スタジアムの裏側をじっくり見学でき、ユベントスファンにはたまらない体験です。

【J-Museum】

併設されているユベントスミュージアムでは、歴代のトロフィーや選手のユニフォーム、クラブの歴史を紹介するインタラクティブな展示が満載。ファンならずとも楽しめる充実の内容です。

【料金】

大人:€29~

子ども・シニア:割引あり

5歳未満は無料

※オンライン予約で割引があることも。事前予約がおすすめです。

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世界遺産ヴェナリア・レアーレで過ごす優雅な1日

イタリア・トリノ郊外にある**ヴェナリア・レアーレ(La Venaria Reale)**は、サヴォイア家の栄華を感じられる壮麗なバロック宮殿です。ユネスコ世界遺産に登録され、今では庭園散策や美術展も楽しめる人気スポットに。

ヴェナリア・レアーレとは

ヴェナリア・レアーレは、1660年にサヴォイア家のカルロ・エマヌエーレ2世によって狩猟の拠点として建設が始まりました。後にバロック建築の巨匠ジュヴァッラが手掛け、現在の優雅な姿に。

アクセス方法

■電車でのアクセス

トリノ・ポルタ・スーザ駅(Torino Porta Susa)から

SFM4線に乗車 → Venaria駅下車 → 徒歩約10分

トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅(Torino Porta Nuova)から

地下鉄1号線→SFM線に乗り継ぎ

■バスでのアクセス

トリノ中心部から11番または72番のバスで約40分

宮殿近くのPiazza De Gasperiで下車、徒歩すぐ

■車の場合

トリノ北環状線から「Venaria/Druento」出口を出てすぐ。

宮殿付近に有料駐車場(Juvarra Parkingなど)あり。

宮殿内部

■ディアナ回廊

白い壁と大理石の床、天井から差し込む自然光が幻想的な空間を演出。フォトジェニックで訪れたら必ず立ち寄りたい場所です。

■サンタ・ウベルト礼拝堂

華麗なバロック様式の内部は、静謐な空気に包まれています。

鹿の噴水(Fontana del Cervo)

宮殿中庭にある高さ12mの噴水。春から秋は音楽と光の演出が行われることもあります。

■庭園

60ヘクタールにも及ぶ広大な庭園は、フランス式とイタリア式が融合したデザイン。四季折々の花々や、現代アートのインスタレーションも見どころです。

開館時間・料金

■開館時間

火~木:10:00~17:00

金:10:00~21:00(夜間開館)

土:10:00~18:30

日:10:00~19:00

月曜休館

■入場料

宮殿&庭園セット:€25~

学生割引・子ども割引あり

庭園のみは€2(季節により変動)

※公式サイトから事前予約をしておくとスムーズです。

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プチ・パリ「トリノ」の象徴 | ロイヤル・パレス(王宮)を訪ねて

1563年、ドゥカ・エマヌエーレ・フィリベルトがトリノを首都に定め、古い司教邸を改築したことが始まり。それ以来、アスカニオ・ヴィットッツィ、カステッラマンテ親子、ジュヴァッラ、そしてベネデット・アルフィエーリ、ペラジオ・パラジといった巨匠たちが手を加え、壮麗な宮殿が形づくられました。
ジュヴァッラ設計による印象的な「シザーズ階段」と、ぐるりと伸びるギャラリー、そして聖骸布(トリノの聖骸布)を収蔵する聖骸布礼拝堂もこの時代の傑作です。

見どころハイライト

◆ 栄華の間と調度
• 玉座の間(Throne Room):赤と金に彩られた天井、豪華なタペストリーがサヴォイア公国の権力を物語ります。
• 中国風キャビネット:パイフェッティなどによる象嵌細工が施され、宮廷の“遊びごころ”を感じる隠れた名所。
◆ 博物館群「ロイヤル・ミュージアムズ」
宮殿本体だけでなく、以下も楽しめます:
• 王立武器庫(アーマリー):16〜17世紀の武具コレクション。世界でも屈指の規模。
• 王立図書館:蔵書数20万以上、ダ・ヴィンチ自筆稿など展示。
• 考古学博物館、サヴォイア絵画館(ガレリア・サバウダ)など、展示は30,000㎡にも及ぶ。
◆ 聖骸布礼拝堂
グアリーノ・グアリーニ設計のバロック傑作。1997年の火災後、2018年に復元され、渦巻状の木・大理石ドームが圧巻。
◆ 王宮庭園
アンドレ・ル・ノートル設計、ヴェルサイユ式の整形式庭園。噴水や彫刻に癒される都会の緑のオアシスです。

アクセス & 開館情報

• 所在地:Piazzetta Reale 1(カステッロ広場すぐ)Italia.it+10ウィキペディア+10Musei Reali+10
• アクセス:トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅から徒歩20分、またはバス4番・11番で「Duomo–Musei Reali」下車すぐ。Musei Reali+1Musei Reali+1
• 時間:火~日 9:00〜18:00/水曜休館。施設ごとに最終入場・休館時間が異なります。
• 料金:共通チケットあり。18歳以下は無料。各館・特別展は別料金/要予約。

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トリノ中心部の歴史宝庫 | Palazzo Madama(パラッツォ・マダマ)

イタリア・トリノ市街を象る壮麗な建築物、Palazzo Madama(パラッツォ・マダマ)は、ローマ時代の城門を起源とし、中世の要塞、そしてバロック宮殿へと進化してきました。現在はMuseo Civico d’Arte Antica(市立古美術館)として公開され、70,000点を超える貴重な美術工芸品の宝庫。訪れるだけで、トリノの歴史と文化がぎゅっと詰まった体験になります。

歴史と建築の魅力
Palazzo Madamaは、ローマ帝国の城壁に築かれた門を中世の防備拠点へと変えた後、サヴォイア家公女「マダマ・レアーレ」の居城へと華麗に変貌を遂げました。17〜18世紀にはジュヴァッラによるバロック様式のファサードが完成し、その後イタリア統一の背景となる上院議会の場にも。歴史の流れを肌で感じるスポットです。

見どころ&館内の旅
  1. 地下〜地階:中世の祈りと防衛
    ローマ時代の遺構や中世の石彫が残る地下’壕’、そして中世庭園が当時の息吹を感じさせます。
  2. 地上階:ゴシック&ルネサンスの名作
    ピエモンテ地方の絵画・彫刻、さらにアントネッロ・ダ・メッシーナの傑作「Portrait of a Man」なども展示。palazzomadamatorino.it+1Italia.it+1
  3. 1階:バロック様式の壮麗空間
    宮廷の間(王女の部屋)、中国風キャビネット、ガイドボーノによる装飾など、豪華絢爛。
  4. 2階:装飾美術の博物館
    陶磁器、象牙、テキスタイル、金銀細工など、装飾工芸の世界がぎっしり並びます。
  5. 展望塔からの市街ビュー
    パラッツォ背面の塔に上ってトリノ中心部やアルプスを一望。リフレッシュにもぴったりの絶景ポイントです。
アクセス&入場情報

• 住所:Piazza Castello 10, 10121 Torino
• 開館時間:水〜月 10:00〜18:00(火曜休館、最終入館17:00)
• チケット:
o 大人:€10
o 割引:19–25歳・65歳以上・団体など €8
o 18歳未満無料/障がい者・学生・所持カード割引など多数
• 所要時間の目安:1.5〜2時間。展望台含め充実した内容です。
• 交通手段:
o 駅から徒歩約20分
o バス&トラム:4,11,12,13,15,18,51,55,56,61,68番など

トリノ歴史散歩:魅惑のバロック建築「Palazzo Carignano(パラッツォ・カリニャーノ)」

トリノ中心、ピアッツァ・カリニャーノの角に立つPalazzo Carignano。17世紀バロック建築の傑作であり、サヴォイア家カルニャーノ公家の邸宅。

歴史の舞台背景

• 建設:1679 年〜1684 年、カルロ・エマヌエーレ・フィリベルト・サヴォイア=カルニャーノ公が、ジュアリーノ・ジュアリーニに建設を依頼。ルーヴル宮を彷彿とさせる波打つファサードが特徴です。
• 貴族の宮殿から歴史の舞台へ:王子たち(カルロ・アルベルト、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世)が誕生した場所であり、1848年〜1861年にはサブアルピーノ議会、1861年~1865年には初代イタリア王国議会が開催されました。

建築見どころ
  1. 波打つテラコッタの外壁
    彫刻的に屈曲したバロック様式のファサードは、ボロミーニ流の「凹凸凹」リズムそのもの。ティカル・バロックファサードの名手ジュアリーニの技巧が際立ちます。
  2. 楕円形アトリウムと双子階段
    中心ホールは楕円プラン。そこから左右対称の階段が伸びる劇的空間は、写真・動画撮影にぴったりです。
  3. 豪華絢爛の内装
    17世紀のプリンシパル・アパートメント(王子の間)や1階のレストルームには、ステファノ・レグナニ(“Il Legnanino”)のフレスコ画、ピエトロ・ソマッツィ作の胸像、金箔装飾の調度が満載。
  4. 19世紀の後背棟
    1860年代にイタリア議会用に増築された別棟は、偽ルネッサンス様式で、現在のピアッツァ・カルロ・アルベルトに面した重厚な顔立ちを成しています。
見学プラン
  • 館内構成:
    • 地下から地下室でローマ時代や中世の雰囲気を感じつつ、
    • 地上階ではプリンシパルの宮殿空間、
    • 1階にはイタリア統一の軌跡を紹介する国立リソルジメント博物館が広がります。
  • アクセス:
    • 住所:Via Accademia delle Scienze 5(Piazza Carignano隣)
    • 公共交通:トリノ中心ど真ん中、Piazza Castelloから徒歩約5分。トラム7、13、15、バス多数利用可。
  • 開館情報・料金:
    • 開館:火曜休館、水〜月曜10:00〜18:00(入場17:00まで)
    • 料金:大人€5(18–25才/65才以上€2.5)、18才以下無料。毎月第1日曜は無料開放。
    • 所要時間:1.5〜2時間(展示+館内巡り+写真スポット寄り道含む)。

トリノの味を堪能!「Trattoria Forchetta e Scarpetta」

イタリア・トリノの中心部、ポルタ・スーザ駅前に位置する「Trattoria Forchetta e Scarpetta(トラットリア・フォルケッタ・エ・スカルペッタ)」は、ピエモンテ州の伝統料理を気軽に楽しめる名店です。

アクセス

• 住所:Corso Inghilterra, 23, 10138 Torino
• アクセス:ポルタ・スーザ駅から徒歩約5分
• 営業時間:月〜日曜日 12:00〜14:30 / 19:00〜22:30
• 電話番号:+39 011 4472952

メニューの魅力
「Forchetta e Scarpetta」では、ピエモンテ州の伝統料理をベースにした多彩なメニューが楽しめます。ランチタイムには、日替わりのセットメニュー(例:前菜+主菜+デザート)も提供されており、地元の味を手軽に味わえます。

まとめ

トリノはサッカーの熱気と歴史的建築、美しい自然、そして豊かな食文化が融合した魅力あふれる街です。ユベントススタジアムでの迫力あるサッカー観戦やスタジアムツアーで特別な時間を過ごし、世界遺産ヴェナリア・レアーレや壮麗なロイヤル・パレス、歴史が詰まったパラッツォ・マダマでトリノの深い歴史に触れてみてください。旅の締めくくりには、地元の味を大切にした「Trattoria Forchetta e Scarpetta」で本場ピエモンテ料理を楽しむのがおすすめです。トリノでの素敵な旅があなたを待っています!ぜひ次の旅行プランに加えてみてくださいね。

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